オートローンの金利相場と比較のポイント|損しない選び方をやさしく解説!
日本自動車工業会によると、2023年度の新車購入時「現金一括」が58%「一般ローン」が17%「残価設定型ローン」が18%、「オートリース」が6%となっており、ローンやリース利用は全体の約41%を占めているという結果が出ています。
(参照元:一般社団法人日本自動車工業会 2023年度乗用車市場動向調査)
おおよそ半分の人がローンやリースを利用し、車を手に入れています。
安い買い物ではないので、できれば安くお得に、損しない方法でローンを組みたいですよね?
そうなると、気になるのが金利です!
今回は、オートローンの金利の種類や相場をわかりやすく解説し、できるだけ損をしない選び方のポイントも紹介していくので、ぜひ最後までお読みください!
そもそもオートローンとは?
「オートローンって、車を買うときのローンでしょ?」「マイカーローンとは違うの?」
そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
結論から言うと、オートローンもマイカーローンも基本的に同じ意味です。
どちらも「車を購入するためのローン」であり、本質的な違いはありません。
ただし、使われる場面や提供元によって呼び方が異なるだけなので、心配は無用です。
ここからは、オートローンの種類と仕組み、そして基本的な特徴についてわかりやすくご紹介します。
オートローンの種類と仕組み
オートローンとは、車の購入代金を月々分割で支払えるローンのことです。
主に、以下の3タイプに分かれます。
銀行系ローン
都市銀行・地方銀行・信用金庫などが提供しているローンです。
金利は低めで魅力的ですが、審査がやや厳しめな傾向があります。
ディーラー・信販会社系ローン
トヨタファイナンスやオリコ、SMBCファイナンスなどの信販会社が提供。
販売店で手続きが完結する手軽さがあり、審査も比較的通りやすいのが特長です。
消費者金融系ローン
クラポやキャネットなどの中小金融業者が提供しています。
審査が柔軟で、相談しやすいのが最大の魅力。ただし、金利はやや高めです。
オートローンの特徴
- 担保は基本的に車両
→ 返済が滞ると、車が差し押さえ対象となることがあります。
また、所有権はローン会社(債権者)に設定されるのが一般的です。
- 金利や条件は提供元によって大きく異なる
→ 同じ金額を借りても、選ぶローンによって支払総額に大きな差が出ることもあります。
実際、金利は1.5%〜18%と、提供先によってかなりの開きがあります。
- 使い道は“車の購入”に限られることが多い
→ 他の借金の返済や生活費などには基本的に利用できません。
車両の担保価値を確認されることもあるため、購入用途の虚偽申告は通りません。
☝ポイント:「どのローンを選ぶか」で、通るか・通らないかだけでなく、支払総額もガラッと変わります。自分に合ったタイプをしっかり比較して選びましょう!
オートローンの金利の種類
オートローンの金利には「固定金利」と「変動金利」の2タイプがあります。
どちらが得かはケースバイケースですが、それぞれにメリット・デメリットがありますので、まずは違いを把握しておきましょう。
固定金利
返済が終わるまで金利が一定のタイプで、計画を立てやすいのが特長です。
市場金利が上がっても返済額が変わらないため、安心して長期返済を続けたい方に向いています。
- 返済プランを立てやすく、精神的な負担も少なめです
- 初期金利は、やや高めに設定されている場合が多いです
変動金利
市場金利の変動に応じて上下するタイプです。金利が下がった場合、支払総額が抑えられる可能性があります。
- 初期金利は比較的低めに設定されていることが多いです
- 金利が上昇すると、支払額が増えるリスクがある点に注意が必要です
違いがひと目で分かるように、以下に比較表をまとめました。
オートローンの金利相場はどのくらい?
オートローンを使いたいけど、「実際どのくらいの金利になるのか分からない…」そんな不安を感じている人も多いと思います。
2024年12月にネクステージが実施した調査によると、40〜49歳層を中心に自動車ローンの利用が増加しています。
30〜39歳では16〜28%、40〜49歳では約46〜48%が車購入時にローンを活用しており、ライフスタイルに合った資金運用を意識する傾向も見られました。
(参照元:ネクステージ 【調査レポート】自動車購入とローンに関する調査)
こうした背景からも、金利や条件だけでなく、自分の状況に合ったローンを選ぶことが大切です。
ここからは、利用先ごとの金利相場とそれぞれの特徴をわかりやすく解説していきます。
銀行系オートローンの金利
金利相場:年1.5%~3.5%程度
- メリット:低金利で借りられるため、総支払額を抑えられる
- デメリット:審査がやや厳しめで、結果が出るまでに1週間前後かかることも。書類の手続きも多く、時間がかかる場合がある
信販会社(ディーラー提携)の金利
金利相場:年3.5%~7.0%程度
- メリット:手続きがスムーズで、販売店でローン申込まで完結できる
- デメリット:金利は銀行系に比べてやや高めに設定されている
消費者金融のオートローン金利
金利相場:年7.0%~18.0%程度
- メリット:審査が柔軟で相談しやすく、過去の事情も考慮してくれる
- デメリット:金利は高めだが、即日対応や融通が利くケースも多い
金利だけでなく「そもそも審査に通るかどうかが不安…」という方もいるかもしれません。
そんな方は、こちらの記事で“審査突破のコツ”をチェックしてみてください☟
ブラックでもオートローン審査に通る?現役金融社員が“本音で教える”審査突破のコツ|クラポブログ
金利だけで選ばず「通る」「続けられる」かがカギ!
「金利は低ければ低いほどいい」と思われがちですが、実際のローン選びでは金利だけにとらわれない視点がとても大切です。
理想の金利より、今の自分に合う選択を
金利が低くても「審査に通らなければ意味がない」のがローンの現実。
たとえ金利が少し高くても、自分の状況に合っていて、無理なく返せるローンのほうが、結果的に安心して車に乗り続けることができます。
「いつまでも通らないローンを探す」より「審査が通るローンを選ぶ」ことが、損をしないためのコツです。
支払い計画が立てやすいか?が大事
審査に通ることがゴールではありません。
「本当に大切なのは、ローンが始まったあと、毎月きちんと返していけるかどうか」です。
そのためには、事前に支払シミュレーションができたり、相談にのってくれる販売店や金融会社を選ぶのがポイントです。
☝「金利が高い=損」ではなく「支払えなくなる=本当の損」という視点で考えてみましょう!
返済シミュレーション|比較してみよう
実際に、同じ価格の車でも借りるローンによって返済額はどのくらい変わるのか?
ここでは、金利の違う2つのローンを使った例を見てみましょう。
銀行系ローンを使ったAさんの場合
- 車両価格180万円・金利2.5%・5年返済
→ 月々約32,000円(総額:約192万円)
消費者金融系ローンを使ったBさんの場合
- 同じく車両価格180万円・金利14.5%・5年返済
→ 月々約42,000円(総額:約252万円)
金利の差は、返済総額で60万円もの差に!!
「なんとなく」でローンを組むと損することもあるので、比較はとても大事です。
まとめ「金利だけで選ばず、“通る&続けられる”かも見極めて」
「金利が低い=いいローン」とは限りません。
大切なのは、自分の信用情報や今の状況に合ったローンを選ぶことです。
- 金利だけにこだわらず、審査に通るか・無理なく続けられるかを重視する
- 自分に合った返済計画が立てられるかをチェックする
- 焦らず、自分にとってベストな選択をすることが大切
金利の低さだけに目を奪われず、今のあなたに合った無理のないローンを選ぶことが、理想のカーライフへの第一歩です。
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髙橋 香奈

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