携帯ブラックで新規契約できない人がスマホ契約をする最後の砦は?
「どこのキャリアに申し込んでも審査落ち…」
「欲しい機種があるけど、審査に通らない…」
過去の携帯代の滞納や強制解約、ローンの延滞履歴が原因で、「携帯ブラック」、「金融ブラック」になってしまった、という方にとって、iPhoneやスマホの新規契約はまさに高い壁です。
でも、諦めるのはまだ早いです!
実は、携帯ブラック・金融ブラックでもスマホが持てる、
場合によっては、最新機種が持てる選択肢があるのをご存知でしょうか?
この記事では、携帯ブラック・金融ブラックの方が再びスマホを手にするための現実的な手段をご紹介します。
携帯ブラックとは?
携帯ブラックとは、携帯電話の契約をするにあたり不利になる情報が携帯会社に登録された状態のことです。
携帯ブラックには大きく3種類あります。
- キャリア独自の”社内ブラック”
- キャリア間で共有される”業界内ブラック”
- 信用情報機関(JICC・CIC)のブラックリスト
それぞれくわしく解説します。
キャリア独自の”社内ブラック”
これは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの通信会社が自社で管理しているブラックリストのことです。いわば「信用が怪しい人の社内記録」です。
例えば過去に、
- 長期間の料金未納があって強制解約された
- 契約内容に虚偽があった
- 不正な名義利用や転売目的と疑われた(実際に行った)
こういったことがあると、そのキャリア内で「要注意人物」として記録されてしまい、再契約が難しくなります。
このブラックリストのやっかいな点は、登録期間が明確でないことです。一般的な信用情報のように「5年間」と決まっているわけではなく、キャリアの判断によっては10年以上たっても審査に通らないケースもあるようです。
ちなみに、社内ブラックは他社と情報共有されることは基本的にありません。
つまり、「ソフトバンクでブラックになったけど、auでは審査に通った」というようなケースも十分あり得ます。
キャリア間で共有される”業界内ブラック”
次に注意したいのが、携帯キャリア間で共有されるブラックリストです。
これは、スマホ端末の分割払い(割賦契約)に関わるトラブルがあった場合に適用されることが多いです。
たとえば、
- 分割払いで購入したスマホ代金の滞納
- 未払のまま解約してしまった
- 残債がある端末を売却してしまった
こうした行為があると、「この人は業界内で信用できない」と判断されて、複数のキャリアで審査に通らなくなることがあります。
この情報は、主に「TCA(電気通信事業者協会)」などを通じて共有されるとされています。
そのため、「ドコモでの滞納が原因でauやソフトバンクにも通らなくなった」というケースも。
登録期間は明確には公表されていませんが、数年間は影響が残ると考えておくのが無難です。
信用情報機関に事故登録される”金融ブラック”
そしてもう一つが、信用情報機関に登録される、いわゆる“金融ブラック”の状態です。
スマホの契約でも、端末代金を分割で購入すると「割賦販売契約」として、クレジット契約と同じように扱われます。そのため、以下のようなことがあると、信用情報に傷がついてしまいます。
- スマホ端末代金の支払いを2ヶ月以上滞納
- 消費者金融やカードローン、クレジットカードの延滞
- 任意整理や自己破産などの債務整理歴
この情報は、CIC(株式会社シー・アイ・シー)やJICC(日本信用情報機構)といった信用情報機関に記録され、携帯キャリアだけでなく、クレジットカード会社やローン会社の審査にも影響します。
記録される期間は通常5年〜10年程度。
つまり、「昔、ちょっとだけ延滞した」だけでも、数年間は“金融ブラック”として扱われてしまう可能性があります。
(参考)意外と知らない信用情報に傷がつく条件と信頼を回復させる方法について、消費者金融の現役社員が解説します!
なぜ10万円以上の端末の審査が特に厳しくなるのか?
「最近のスマホって高すぎる…」と感じたこと、ありませんか?
iPhoneの最新モデルやハイスペックAndroid端末は、今や10万円を超えるのが当たり前。
そして実は、この“端末価格”が高くなるほど、特に10万円を超えると、審査のハードルがぐっと上がります。
では、なぜ高額端末の審査が厳しいのでしょうか?その理由をわかりやすく説明していきます。
【理由①】信用情報機関への照会が義務付けられるため
スマートフォンなどの端末を分割払いで購入する際、その契約は「割賦販売契約」となり、通常、信用情報機関に登録されます。しかし、割賦販売法では、商品価格が一定額以下の場合、信用情報機関への照会や登録が義務付けられていないケースがあります。
具体的には、商品価格が10万円以下の場合、販売業者は信用情報機関への照会や登録を行わなくても良いとされています。そのため、10万円以下の端末を分割払いで購入する際には、信用情報機関への情報登録が行われないので、過去に金融事故があっても審査に通る可能性があります。
【理由②】転売目的の不正利用が増えているため
近年問題になっているのが、高額スマホを契約→すぐに売却→代金を踏み倒すといった転売目的の不正契約です。
特に人気のiPhoneは国内外で高く売れるため、悪質な業者や個人が契約を繰り返すケースも。
このような背景から、キャリア側は「高額端末=不正リスクが高い」と見なし、審査基準をより厳しくしています。
※クラポのRenkauも新品のiPhoneを取り扱っていますが、審査は慎重にならざる終えません…
【理由③】延滞時の損失が大きくなるから
万が一、支払いが滞った場合、キャリアが被る損失額も端末価格に比例して大きくなります。
3万円の端末ならまだしも、10万円以上の高額端末になると、未回収リスクが大きくなるため、より慎重に審査されるのは当然です。
自分が金融ブラック・携帯ブラックかを調べる方法
金融ブラックの調べ方
まず、自分が金融ブラックかどうかを調べる方法ですが、これは信用情報機関から自分の情報を開示してもらうことで知ることができます。
代表的な信用情報期間は以下の3つです。
CICやJICCでの情報開示は、スマホやパソコンからも申請可能で、開示手数料は500〜1,000円程度です。
支払いの延滞履歴、契約内容、完済状況などが記録されているため、「何が原因で審査に落ちているか」のヒントがつかめます。
携帯ブラックの調べ方
一方、携帯ブラックについては少し厄介です。
なぜなら、キャリアごとの内部データに基づく判断なので、本人が自由に確認することができないからです。
しかし、こんな傾向がある場合は、社内ブラックの可能性が高いかもしれません。
- 何年経っても、同じキャリアでの審査に落ち続けている
- 過去にそのキャリアで滞納や強制解約になった記憶がある
- 他社では審査に通ったのに、特定のキャリアだけ通ららに
-
何年経っても、同じキャリアでの審査に落ち続けている
もしこれらに当てはまるなら、そのキャリアにこだわらず、別のキャリアや審査基準が異なるサービスを検討するのも選択肢の一つです。
また、携帯ブラックで審査に落ちた人によくあるのが、「未納分を返済したら審査に通った。」ということです。審査に落ちてお困りなら、まずは支払いを延滞したまま放置している携帯代金の未納分を返済しましょう。
携帯ブラックの人が携帯を手に入れる方法|最後の砦は?
それでは、本記事の本題、携帯ブラックの人が携帯を手に入れる方法を4つ解説します。
家族名義で契約してもらえるのであれば、それも1つの選択肢ですが、それ以外の方法を解説します。
- 契約する端末の価格を下げる
- 中古スマホを一括購入してSIMだけ契約する
- 独自審査の携帯会社を利用する
- もらえるレンタル『Renkau』を利用する
1つずつくわしく解説します。
契約する端末の価格を下げる
先ほども解説しましたが、10万円を超える端末は審査が厳しくなります。高額な端末に申し込んで審査に落ちた方でも、契約する端末の価格を下げれば審査に通る可能性は十分にあります。
まずは、申し込む端末の価格を下げることを検討しましょう。
中古スマホを一括購入してSIMだけ契約する
最も現実的なのが、家電量販店やゲオ、ネット通販(ゲオ、リコレ、じゃんぱらなど)で中古スマホを購入して、審査が比較的ゆるい格安SIMを契約することです。
端末代の分割払いがないため、信用情報への影響が少なく、審査にも通りやすくなるのがメリットです。
独自審査の携帯会社を利用する
- サンシスコン
- 誰でもスマホ
- 誰でもモバイル
などの、独自審査基準で、携帯ブラックでも契約できる格安SIM+中古スマホレンタルサービスもおすすめです。
利用料金はクレジットカードを利用できない方も、コンビニや銀行振込で支払えます。
もらえるレンタル『Renkau』を利用する
もらえるレンタルは最新iPhoneやスマホを諦めたくないというかたにおすすめです。
Renkauには次のような特徴があります。
- 商品はすべて新品(iPhoneの場合、中古も扱いがあります)
- 支払いは翌月からでOK!
- 2年間レンタル料を支払うと自分のものにできる
レンタルしながら新品を自分のものにできるサービスです。
2年おきに契約して、常に新しいiPhoneを契約しているお客様もいます。
iPhoneやスマホ以外にも幅広い商品に対応可能ですので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
携帯ブラックや金融ブラックになると、新しいスマホを契約することすら難しくなってしまう…
そんな現実に、焦りや不安を感じている方も多いと思います。
でも、今回ご紹介したように
- 携帯ブラックの種類
- 信用情報を確認する方法
- キャリア審査の仕組み
- 審査に通らなくてもスマホを持つための現実的な手段
これらを知ることで、「次にどう動くべきか」が明確になってきます。
スマホは、“日常生活に欠かせないインフラ”です。
だからこそ、どんな状況にあっても、諦めないでほしいと考えています。
私達クラポでは、レンカウ以外にも、キャッシングやオートローン、分割車検など幅広いサービスを展開しています。
お金や暮らしのお困り事があれば、ぜひ一度、ご相談ください!

今井 秀彦

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