2018年4月10日 / 更新日 : 2023年12月20日

【事業資金】融資を受けるまでの3つのポイント！

こんにちは！事業資金の担当をしている、札幌本店の鎌田です。

早いもので春ですね(^O^)、事業をされている方は、決算をむかえる企業も多く多忙な時期だと思います。事業をされていれば突発的な資金に頭を悩まされることも少なくないでしょう…

日本では、約420万程の企業が有ります。そのうち 約99％ が中小企業に属すると言われております。従業員数の割合で言うと 約70％ 付加価値額（製造業）の割合で言っても 約50％ の比率で中小企業に属する形となります。景気が上向きとの話も聞きますが、大半の中小企業はまだまだ恩恵を受けるまでには至ってないのが現状です。

今回は資金繰りに頭を悩ませている事業主の方に、事業資金を受けるまでのポイントを3つに分けて紹介していきます。

申込みから融資までにかかる日数とは？

中小企業の事業主のなかで、どの位の企業が公的機関（銀行）から融資を受けることができているのでしょうか？以前と比較すると多少緩和されてきているかと思いますが、多くの中小企業は融資を受けることができないのではないでしょうか？

資金が乏しくても仕入先への支払いや借入金の返済等は待ってはくれません…支払いを先延ばしすることは、企業のイメージダウンにも繋がってしまいます。

運転資金を必要とする中小企業の多くは、公的機関以外（以下ノンバンク）より融資を受けることになるかと思います。申込みをしてから、融資までにどのくらいの日数がかかるか分からないと計画を立てられませんよね…一般的には「申込み金額」や「担保・連帯保証人の有・無」によって違うことが多いです。

申込み金額が大きければ大きいほど、金融機関より提示される必要書類も増えるのは必然的です。

不動産担保融資の場合は、物件の調査等にも時間を必要とするので、無担保融資と比較するとどうしても融資実行までの時間が必要になります。

連帯保証人の有・無に関しては、基本的に代表者の方にはなってもらうことが大半ですが、申込み金額によっては、第3者の連帯保証人を求められることもあると思います。そうなると、連帯保証人の審査も増えるので、さらに時間がかかることになります。まとめると以下のようになることが多いです。

申込み金額が 100万円未満かつ無担保・無保証

■ 最短で即日融資が可能

申込み金額が 500万円以上かつ不動産担保及び連帯保証人が必要

■ 早くても7日～10日程度

この日数を目安に予定を立ててもらえれば「大幅に予定が狂う」ことは少なくなるかと思います。

必要な書類とは？

一般的なキャッシングとは違って、事業用融資を受けるときは準備しなければいけない書類も多いです。ここでは、融資条件ごとにどのような書類の準備が必要かをお教えします。

ビジネスローン（事業者ローン）

【個人事業主】の場合
☑ 本人確認書類（運転免許証・パスポート等）
☑ 確定申告書（原則2期分）
☑ 事業計画、収支計画及び資金計画

【法　　　人】の場合
☑ 代表者ご本人様を確認する書類
☑ 登記事項証明書（商業登記簿謄本）
☑ 事業計画、収支計画及び資金計画
☑ 決算書（原則2期分）

不動産担保ローン

【個人事業主】の場合
☑ 本人確認書類（運転免許証・パスポート等）
☑ 確定申告書（原則2期分）
☑ 印鑑証明書
☑ 事業計画、収支計画及び資金計画
☑ 納税証明書（固定資産税・道市民税）
☑ 担保物件資料（不動産登記簿謄本・公図・地積測量図等）

【法　　　人】の場合
☑ 代表者ご本人様を確認する書類
☑ 登記事項証明書（商業登記簿謄本）
☑ 事業計画、収支計画及び資金計画
☑ 決算書（原則2期分）
☑ 納税証明書（固定資産税・道市民税）
☑ 担保物件資料（不動産登記簿謄本・公図・地積測量図等）

※ いずれの商品においても連帯保証人が必要となる場合は、上記書類とあわせて連帯保証人分の本人確認書類が必要となります。

融資の判断基準とは？

信用情報調査

事業資金においても一般的な個人向けのキャッシングと同様の信用調査を行うことになります。ノンバンクから借入があり返済を滞っている方は、この地点で融資を受けることが難しくなります。過去の遅れを現在は解消できていても、一定期間は信用情報機関に残ってしまうので、マイナスの情報となってしまいます…

資金使途

資金使途が不明瞭な場合も、融資側は不信感を抱くことになります…申込する際は、資金使途を明確にすることが大切です。しっかりした事業計画表や収支計画表を提出できれば、融資側が安心材料の一つと考えてくれる要因にもなります。

人間性

ある意味一番重要視されると言われているのが ”人間性”です。

一言に人間性と言っても色々考えられますが、申込みされる 事業主・代表者 の方がいかに誠実に仕事と向き合っているかも重要なポイントになってます。申込みの段階で横柄な対応をされる方はある意味問題外でしょうか…

まとめ

では、最後に…

まず、銀行からの融資ほどではありませんが、ノンバンクから融資を受けるにも少額の融資でない限り、融資実行日までの日数がかかると言うことです。緊急時は仕方がありませんが、資金調達が必要な場合は、日にちにゆとりをもって準備を進めることが必要です。

融資担当の私から言うと会社から怒られてしまいそうですが…融資を受けることは決して簡単なことではありません。

対応する側も人間ですので、融資をＯＫしようか迷った時には、最終的に融資を受ける人がどの様な人柄・人間性かで判断することも少なくありません。

最後の一押しとなりますので、ぜひ参考にしてください！

当社でも中小企業の皆様を対象とした、ビジネスローンを取り扱っております。お問い合わせだけでも構いませんので、興味がある方はぜひ、ご連絡ください！

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