【ビジネスローン】審査が通りやすくなる為の方法とは?
こんにちは、札幌本店の齊藤です。
昨今のコロナ禍で事業をなされている経営者様においては、まだ先の見えない厳しい経営環境に直面したままではないでしょうか…今回は、資金調達などでほんの少しですが、お役に立てるよう「ビジネスローンの審査が通りやすくなる為の方法」を解説します!
ビジネスローンって基本的にどんなローン?
ビジネスローンとは?
個人事業主や法人経営者の方など、主に中小企業をサポートしてくれる事業者向けローンです。キャッシングとは違いますので、総量規制(年収1/3以上の借入ができない)の対象ではありません。銀行とノンバンクでは、審査基準・必要書類など違ってきますので、ここではノンバンクの基準でお話しさせていただきますね!
あらかじめ必要な書類を用意しておく
審査時に提出を求められる書類というのはある程度決まっています!では、どんな書類を求められるのかというと?
☑ 決算書(2期分)もしくは、確定申告書(2期分)
☑ 試算表(直近月のもの)
☑ 納税証明書
☑ 商業登記簿謄本
☑ 事業計画書(開業、新規プロジェクト立ち上げ時などは必要)
上記は、ほぼ間違いなく提出を求められます。申し込み前に用意しておけば、すぐに提出できるので融資する側に対して「対応が迅速」と、良い印象を与えること間違いなしです!
連帯保証人(人的担保)を用意しておく
融資金額もキャッシング(個人ローン)とは違い高額になるので、連帯保証人は必須と言っていいでしょう。基本的には、代表者が申し込むことがほとんどですから、必然的に代表者には連帯保証人になってもらうことになります。
その上で、2人目の連帯保証人を探しておいて確約を取り付けておくことがベストです!ただし、2020年4月1日に民法が改正され「保証人の保護観点」から情報提供確認が義務化されてます。
保証人によっては、公証人役場で「保証意思宣明書」が必要になるので、融資を受けるまでの時間が掛かることになります。保証人が、保証意思宣明書の必要条件に該当するか確認しておく必要があります。
☟ 詳しくは、こちらをクリック!
http://www.koshonin.gr.jp/business/b03_2
物的担保を用意しておく
提供できるものがあれば…
「債務状況」「申込額」によっては、連帯保証人だけでの融資が難しいと判断されるケースもあります…そんな時の手段として「連帯保証人」 + 「物的担保」を付けるということです。連帯保証人は 人的担保 と呼び、物や権利を担保にすることを 物的担保 と呼びます。
❖ 物的担保には
☑ 土地の権利や建物などの「不動産担保」
☑ 株式(株券)などの「債権担保」
などがあります。多くの場合は、土地の権利や建物などの不動産担保がほとんどです!基本的に、今住んでいる自宅(持物件)は担保にはできません…総量規制(年収1/3以上の借入はできない)に抵触する恐れがあるためです。
次に、「不動産担保」のポイントについて説明しますね!
❖ 不動産担保のポイントは?
☑ 住んでいる所ではなく、別に所有している土地・建物(自己所有または法人所有)
☑ すでに返済が終了している(借入額残高によっては問題なし)
☑ 根抵当権がついていない(順位によっては問題なし)
上記の条件を満たしているのがベストです!不動産担保に評価がつくことが前提の話しなので、おおよその評価額を知っておくことも重要になります。
☟ 詳しく知りたい方は、国土交通省のホームページをご参照ください
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
❖ 全ての条件を満たすには、どのような書類が必要なのか?
☑ 不動産の登記簿謄本
☑ 土地図面(公図)や建物図面
☑ 地積測量図
☑ 固定資産税評価証明書
☑ 固定資産税納付を証明するもの
☑ 売買契約書や重要事項説明書
☑ 借入残高証明書
上記が必要な書類です!不動産を持っている場合は、初めから用意しておくことに越したことはありません!
☟ 担保ローンについて、こちらのブログをクリック
https://curapo.com/blog-1/2020_01_27/
まとめ
今回は、ビジネスローンの審査が通りやすくなるための方法として解説しました。
まとめると…
❖ 事前に必要書類を用意する
「備えあれば患いなし」という言葉もあるように、ある程度想定される資料や書類は用意しておくことが重要です!審査に要する時間も短縮されますし、融資する側が受ける心象はかなり違ってくると思います。
❖ 審査のポイント
【初めての申し込みの場合】
・ビジネスローンは、個人のキャッシングより「融資金額」もかなり大きくなるはずです…なんらかの担保は必要になってくる場合もあります。
・代表者の連帯保証だけで申し込みを希望する場合、最低限必要な資金を把握した上で、申込金額を設定することをオススメします。
・物的担保がある場合、評価額を把握しておくといくら融資が可能かある程度把握できます。
【他で融資を受けている場合】
・代表者の連帯保証だけでは、希望する資金の融資が難しくなる場合があります。
・物的担保があるのであれば、担保提供することをオススメします。
・物的担保がある場合、評価額を把握しておくといくら融資が可能かある程度把握できます。
一番重要なことは、融資を受けた後に「キチンと遅れなく履行(返済)すること」これに限ります!
当社でもビジネスローンを取扱いしておりますので、お気軽にご相談ください。
☟ 興味のある方は、こちらをクリック
http://bisisapo.com/
クラポ札幌本店 店長 斎藤 玲
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