【知らないと危険…】金融犯罪・詐欺によくある9種類の手口!対策を知って大切なお金を守ろう!

他人のお金を騙し取る金融犯罪や詐欺…

さまざまな手口があり、騙し方も巧妙化してきています。

一方で手口と対策を知っていれば、防げる可能性も高くなります。

本記事では

・金融犯罪や詐欺の被害に遭いたくない
・怪しいと感じる出来事があった
・知り合いに騙されそうな人がいる

といった方に向けて、金融犯罪や詐欺のよくある手口と対策について解説していきます。

最後まで読んで、金融犯罪や詐欺を見抜く力を身に着けてください。

金融犯罪や詐欺にはどんな手口がある?

金融犯罪や詐欺の手口を大きく分けると

・誰かになりすまして騙す
・インターネットを利用して騙す
・儲け話から騙す

などがあります。

自宅訪問詐欺や振り込め詐欺は相手を信用させるため「親族」や「銀行員」「警察官」「税務署職員」など、身分を偽って自宅に訪問したり、お金を振り込ませたりします。

インターネットを利用して「ID」や「パスワード」「クレジットカード番号」「暗証番号」「個人情報」などをだまし取ったりもします。

「お金が絶対に増える」などの儲け話から騙したりしてくる場合もあります。

このような場面に遭遇した場合、「本人に電話で事実確認する」「暗証番号を入力する前に、問題ないサイトか調べる」といった確認をすることで、詐欺を未然に防げる可能性も高くなります。

大切なお金に関わることですので、行動には慎重になりましょう。

 

 

金融犯罪や詐欺のよくある手口と対策、怪しいと思ったらご注意を!

一番の対策は金融犯罪や詐欺の手口を知っておくことです。

過去に起こった手口とその対策を具体的に解説していきます。

事例に当てはまったり、少しでも怪しいと感じたら要注意です。

「金融機関職員」「銀行員」「警察官」を名乗る自宅訪問詐欺

「○○協会の者です」
「○○銀行の者です」
「警察です」

など、金融犯罪や詐欺では信用できる肩書を装って電話を架け訪問してきます。

相手を信用させて「通帳」「キャッシュカード」を盗んだり、「口座情報」「暗証番号」を聞き出したりする手口です。

「利用している○○銀行の人なら大丈夫」
「警察なら安心」

などと思ってはいけません。

□ 対策として…

・その場でお金は渡さない
・通帳やキャッシュカードも渡さない
・名刺をもらう、身分証の提示を求める
・名刺に書かれている所属先が正しいか、ホームページなどで調べて連絡して確認する

などがあります。

「本物かも?」と感じても、少しでも違和感や怪しと思ったら、絶対に対応せずにその場は帰ってもらい、正しい連絡先へ確認すれば安心です。

還付金詐欺

還付金詐欺は「市区町村の職員」や「税務署職員」を装って電話やハガキなどで接触し、社会保険料や年金・税金還付などに「必要な手続きがあります」などと言葉巧みにATMを操作させ、逆にお金を振り込ませる手口です。

最寄りのATMへ誘導され、電話で指示通りに操作するように言われ、お金を振り込まされてしまいます。

□ 対策として…

・「お金を振り込んでも還付金は貰えない」ことを知っておくことが大切です。
・「請求できる期限が近い!」などと急かしてきますが、慌てず冷静に判断しましょう。

振り込め詐欺

振り込め詐欺の特徴は「すぐに振り込まないと大変なことになる!」と急かして考える時間を与えないことです。

「事故を起こしてしまった…」
「トラブルに巻き込まれた…」

など、子どもや孫・親族を装って言葉巧みに振り込みを誘導して、お金をだまし取ります。

声や電話番号が違うことを指摘しても…

「風邪を引いている」
「携帯を変えたから」
「人に借りている」

などと、ごまかしてきます。

その他にも、上司や同僚・関係者を装う手口もあります。

□ 対策として…

・すぐにお金を振り込まない
・一人でお金を振り込まない
・一度電話を切って、本人に確認する

などです。

本人と連絡が取れなくても慌てず、まずはご家族に相談してから対応しましょう。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とは金融機関や大手企業など、信用できると思ってしまう送信元を装ったメールなどを不特定多数に送信し、「ID」や「パスワード」「クレジットカード番号」「暗証番号」「個人情報」などをだまし取るネット詐欺の手口です。

ぱっと見ではわからないように「URL」「メールアドレス」を本物に似せていたり、「メール内容」や「表示されるサイト」も本物に見えるよう工夫されています。

□ 対策として…

・怪しいと思ったら、わざと間違った情報を入力してみる
・フィシング詐欺は間違った情報を入力してもログインできてしまうことが多い
・一度目は間違った情報を入力するよう習慣づける

などです。

誤ってIDやパスワードなどを教えてしまった場合は、サービスの提供元に連絡し、サービスの停止やパスワードの変更といった対策を取ってください。

ネットバンキング詐欺

ネットバンキングは振り込みがどこでもできて便利ですが、情報を盗まれると預金をすべて抜き取られてしまいます。

ネットバンキング詐欺の手口は「不正送金ウイルス」です。

実際に存在する銀行やクレジット会社などを装い「偽のメール」などで本物のログイン画面を模倣した「偽のログイン画面」に誘導されます。

不正送金の被害にあった場合、補償制度には色々な要件があります。

特に自分に「過失があったかどうか」が重要な要件になります。

□ 対策として…

公式サイトやアプリ以外には

・個人の情報を入力しない
・怪しいメールは開かない
・リンク先に飛ばない

などになります。

ネットショッピング詐欺

ネットショッピング詐欺は有名ブランドなどを装ったサイトに誘導し「偽物」や「粗悪品」を購入させたり、お金を払ったにもかかわらず商品を送らなかったり、クレジットカード情報を盗み取る手口です。

ネットショッピング詐欺サイトの特徴は

「欲しい商品の価格が相場よりかなり安い」
「広告が派手」
「支払い方法の選択しが少ない」

などがあります。

□ 対策として…

・本物のサイトかよく確認する
・商品が安すぎないか確認する
・サイトの連絡先は実在するか確認する

などです。

投資勧誘詐欺

投資勧誘詐欺は架空の投資に勧誘し、お金を騙し取る手口です。

「必ず儲かる」
「損失を補填する」
「あとで買値より高く買取る」

など、必ず得をするように声を掛けてきたら要注意です。

「株」「社債」「投資信託」「事業・不動産」「仮想通貨」など、投資対象はさまざまですが、そもそも必ず儲かる投資はありません。

金融商品取引法では、消費者が「必ず利益が出る」と誤解するような断定的な情報提供は一切禁止されています。

つまり「必ず儲かる」といった勧誘は法律違反です。

□ 対策として…

・金融商品取引業の登録を受けているか確認する
・強引な勧誘には応じない
・甘い話を信じない

などです。

キャッシュカード・通帳の盗難

「キャッシュカード」や「通帳」が盗まれると預金を引き出されてしまいます。

盗み方も

・空き巣
・車上荒らし
・引ったくり
・スリ

など、さまざまです

不正払戻の被害にあった場合の補償には色々な要件があります。

ネットバンク詐欺と同様、自分に「過失があったかどうか」が重要な要件になります。

過失があった場合などは、補償の対象にならない場合や補償額を減額されたりします。

□ 対策として…

・暗証番号は人に教えない
・暗証番号を書いたメモをカードや通帳と一緒にしない
・暗証番号を生年月日など、わかりやすいものにしない

などの対策をしましょう。

通帳と印鑑を一緒に保管しないことも大切です。

ATM利用者を狙った詐欺

行員や警備員を装い、ATM利用時にキャッシュカードや情報を盗む手口です。

特に高齢者を狙って「ATM操作を手伝う」ふりをしながら暗証番号を聞き出したり、スキミングと呼ばれるカードリーダーを用意し、カード挿入口に取付けて情報を盗み出したりします。

□ 対策として…

・銀行内に設置されたATMを利用する
・ATMやその周辺に不審な点がないか確認する
・行員や警備員に声をかけられても暗証番号は教えない

他にも暗証番号を入力するときは、できるだけATMの近くに立つなど、ATMを利用するときは注意しましょう。

 

 

まとめ|金融犯罪や詐欺の手口を知ってお金を守ろう!

詐欺師はさまざまな手口でお金を騙し取ろうとしてきます。

手口を知っておくと「○○詐欺と同じだ」と見抜ける可能性が高くなります。

金融犯罪や詐欺の手口は知っておいて損はありません。

なりすましやインターネットを通した詐欺には、特に注意が必要です。

前述の通り、「本人なのか?」「本物のサイトなのか?」をしっかり見極められれば、詐欺は見抜けるはずです。

怪しい…と思ったら、その場で判断せず、家族・金融機関・警察などに相談してからでも遅くはありません。

落ち着いて行動することが大切です。

大切なお金を金融犯罪や詐欺から守りましょう!

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クラポ札幌本店 今井 秀彦

クラポ札幌本店 今井です。 元々は商社に勤めていましたが、金融業界に興味を持ち、かれこれ20年以上身を置いています。 金融業の概念にとらわれず、金融以外でも新しい商品の開発にチャレンジしながらお客様の暮らしが少しでも豊かになるよう日々、努力を続けてまいります。