キャッシングに連帯保証人は必要?保証人との違いは?「メリット」「デメリット」についても解説します。
友人に頼まれて連帯保証人になってしまって、借金地獄に…
ドラマや漫画でよく見るエピソードですよね…そもそも、キャッシングやカードローンを利用する時に連帯保証人は必要なのでしょうか?
結論から言うとキャッシングやカードローンでは、保証人も連帯保証人も必要ありません。
今回は
・保証人と連帯保証人の違い
・キャッシングやカードローンには連帯保証人がいらない理由
・連帯保証人が不要な場合の「メリット」「デメリット」
など、詳しく解説していきます。
キャッシングは連帯保証人を付けなくても利用できる!
個人融資(キャッシング・カードローン)や事業者ローン(個人事業主)などの場合は、原則として連帯保証人を付ける必要がありません。
「保証人になってくれる方が居ない…」「知り合いに迷惑をかけたくない…」など、不安に思っている方はご安心ください。
ビジネスローン(会社への融資)などは、経営者の方が連帯保証人になる場合があります。
保証人と連帯保証人の違いとは?
保証人と連帯保証人は、主債務者(借りた人)が支払いができなくなった時、代わりに支払いをする義務を負うことは変わりませんが、主に3つの違いがあります。
単なる「名前を書くだけ」では済ませれないことを知っておくことが大切です。
「お願いする側」「お願いされる側」双方が、それぞれの意味をよく理解した上で判断するようにしましょう。
保証人と連帯保証人の違い
①. 保証人の場合、債権者(貸金業者)が、主債務者(借りた人)に督促(請求)せず、いきなり保証人に督促してきても、保証人は「まずは主債務者に請求してください」と言うことができます。連帯保証人の場合は、このような主張をすることができません…
②. 保証人の場合、主債務者が支払いできるお金があるのに支払いを拒否しているのであれば、債権者に財産などの差し押さえをするよう主張することができます。連帯保証人の場合は、このような主張もできず、債権者に対して支払いをしなければなりません…
③. 保証人が複数いる場合、保証人はその人数で割った金額を保証するのに対し、連帯保証人はその人数を問わず、債務が無くなるまで支払いをしなければなりません…
このように保証人に比べて連帯保証人は、より重い責任が課せられています。
銀行や金融業者から保証人付きの融資を受ける場合は、保証人ではなく連帯保証人を付けるのがほとんどです。
キャッシングに連帯保証人がいらない理由
キャッシングやカードローンに連帯保証人がいらない理由…それは
・個人の「信用」を担保にしている
・信用情報機関に照会し審査をしている
・収入を確認して返済能力の有・無を調べている
主に、この3つです。この3つを踏まえて金融業者は審査を行っています。返済能力がある範囲で融資額を設定します。小口の融資が多く、貸倒れリスクも軽減することができます。このようなことから、連帯保証人を付ける必要がないということになります。
連帯保証人が不要な場合の「メリット」
キャッシングやカードローンには、連帯保証人は不要ということは分かりました。連帯保証人がいらない場合だと、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、2つの「メリット」を解説します。
連帯保証人を探す手間が省ける
連帯保証人になってくれる人を探す必要がなくなるので、申込~契約までをスムーズに行うことができます。当然、連帯保証人の審査がないので、冠婚葬祭など、急にお金が必要になった時でも安心です。
連帯保証人は、親しい間柄の人でも頼みやすいものではありません…精神的な負担が少ないのも「メリット」といえるでしょう。
借入した事実が周囲にバレることがない
連帯保証人を付けるということは、自分以外の人が借入の事実を知ってしまうということです。
もちろん、信頼できる人に連帯保証人をお願いすると思いますが、それでも借入の事実が周囲に広まるリスクは否定できません。その点、連帯保証人が不要なキャッシングなら周囲にバレる心配もありません。
連帯保証人が不要の場合の「デメリット」
「メリット」があれば、当然「デメリット」もあります。連帯保証人が不要であることには、以下のようなデメリットもあります。
融資額が低く金利が高い傾向にある
キャッシングやカードローンは、他のローンより融資額が少ない傾向にあります。理由として、金融業者が「貸倒れリスク」を最小限に留めたいということが挙げられます。
金利が高い傾向にあることも「デメリット」といえるでしょう。融資額が大きいと金利は低くなる傾向にありますが、融資額が低いと金利は比較的高くなってしまいます。
支払いついては自己責任
万が一支払いができなくなった場合、連帯保証人がいなければ誰も代わりに支払いをしてくれません…自分で最後まで責任を持って支払いをする必要があります。
ローンを組む前に、保証人と連帯保証人の違いは知っておこう!|まとめ
いかがでしたか?
今回は「保証人」「連帯保証人」の違いと、個人融資はなぜ連帯保証人が不要なのかも解説しました。
まとめると…
個人融資(キャッシング・カードローン)は
・個人の「信用」を担保にしている
・信用情報機関に照会し審査をしている
・収入を確認して返済能力の有・無を調べている
このような項目も含め審査をしています。小口の融資も多く、連帯保証人を付ける必要がなくなります。
保証人と連帯保証人の違いは
・保証人は債権者(金融業者)が督促(請求)してきても「主債務者(借りた人)に請求してください」と言うことができるが、連帯保証人はこのような主張をすることができない…
・保証人は主債務者が「お金や資産がある」のに支払いを拒否しているのであれば、債権者に対して「財産などの差し押さえ」をするよう言うこともできるが、連帯保証人はこのような主張もできないし、債権者に対して支払いをしなければならない…
・保証人が複数いる場合、残債務をその人数で割った金額だけそれぞれ保証するのに対し、連帯保証人はその人数を問わず、残債務が無くなるまで支払いをしなければならない…
このように、連帯保証人は主債務者(借りた人)と同等の重い責任を負うことになります。安易に連帯保証人になったことで、大変な思いをした人も決して少なくはありません…連帯保証人を頼まれた時は慎重に判断するようにしてください。
また、連帯保証人をお願いする必要がある人は、自分以外の人が借入の事実を知ってしまうということになります。保証人付きの融資を受ける場合、借入の事実が周囲に広まるリスクがあることも知っておくてください。
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キャッシングのご利用で、連帯保証人を付けていただくことは一切ありませんのでご安心ください。その他にキャッシングについて分からないことがあれば、遠慮なくお問い合わせください。
スッタフ一同、お待ちしております。

今井 秀彦

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