キャッシング|「法定審査」「独自審査」特徴と違いについて徹底解説

クラポ札幌本店 今井 秀彦

こんにちは、クラポ札幌本店の今井です。

キャッシングの申込をした時は、必ず審査が行われます。

審査には、「法定審査」と「独自審査」があることは知っていますか?

今回は、この2つの審査方法について解説します。

特に独自審査については、「どういうことなのか?」「どのように審査を行っているのか?」についても詳しく説明します。

また、独自審査に通るためのポイントについてもご紹介しますよ!

「キャッシングに申込たいけど、審査に通るか不安…」と思っている方は、今回のブログ記事を参考にしてみてはいかかでしょうか?

 

 

 

キャッシングの審査には、2種類ある!

キャッシングの審査には、貸金業法に基づく「法定審査」と、消費者金融などの貸金業者が独自の規定に基づいて行う「独自審査」があります。

1.法定審査

法定審査は、貸金業法に従って審査を行います。

貸金業法とは、多重債務問題を解決し、利用者が安心して借りることができる貸金市場を作るためにできた法律です。

平成18年に大規模な法改正が行われ、法改正前よりも審査が厳しくなっています。

貸金業法の主なポイントは3つ

⑴ 総量規制(借り過ぎ・貸し過ぎの防止)
・ 借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入ができなくなります。
・ 借入の際に、基本的に「年収を証明する書類」が必要になります。

⑵ 上限金利の引下げ
・ 法律上の上限金利が、29.2%から借入額に応じて15.0%~20.0%に引下げ。

⑶ 貸金業者に対する規制の強化
・ 法令遵守の助言・指導を行う国家資格のある者(貸金業取扱主任者)を営業所に置く。

利用者にとって特に重要なのは、⑴の「総量規制」と、⑵の「上限金利の引下げ」です。

2.独自審査

独自審査は、「申込者に見合った融資額はいくらか?」「返済能力はあるのか?」などの判断を行う基準のことです。

消費者金融などの貸金業者は、今まで培ってきたノウハウを審査に活かしながら「申込者が信頼できる人物なのか?」も判断しています。

このような判断基準は、貸金業者ごとに異なっているので、「A社で審査は落ちたけど、B社の審査は通った」ということもよくあることです。

 

 

法定審査とは?

主なポイントは

・ 総量規制
・ 上限金利の引下げ
・ 貸金業者に対する規制の強化

この3つになります。

では、ポイントごとに詳しく説明していきます。

法定審査の特徴

1.総量規制

総量規制の目的は、「多重債務の返済に苦しむ人たちを救済すること」「利用者の返済能力を超えた額の借金を防ぐこと」を目的としています。

分かりやすく説明すると、貸金業者は、「利用者の年収の3分の1を超える貸付をしない」利用者は、「年収の3分の1しか借りられない」ということです。

銀行は貸金業者にあたらないので対象外です。

総量規制は貸金業法で定められているので、銀行法が適用される銀行や信用金庫などは、その対象とならないためです。

ただし、銀行でも総量規制と同様の自主規制を設けているので、返済能力を超えるような借入は難しいと思います。

利用者にどれだけの借入があるのかは、「信用情報機関」に登録されています。

消費者金融などの貸金業者は申込を受けると、指定信用情報機関に申込者の信用情報を照会することが義務付けられています。

申込者が、何社にいくら借入があるかが正確に分かるので、総量規制内に貸付額が制限されます。

こうして年収の3分の1を超えない額が、法定審査によって算出された額となります。

また、借入限度額が50万円を超える場合や他社の借入額との合計が100万円を超える場合は、「収入証明書」や「源泉徴収票」など、収入を証明する書類の提出が必須となります。

☟ 総量規制について詳しく知りたい方は、こちら
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/

2.上限金利の引下げ

法律での上限金利には

■ 利息制限法(超過すると民事上無効):15.0%~20.0%
■ 出資法(超過すると刑事罰):29.2% ※ 貸金業法改正前

の2つがあります。

法改正前は、消費者金融などの貸金業者の場合、利息制限法と出資法の上限金利の間の金利帯でも一定の要件を満たしていると有効な金利とみなされていました…

これが、いわゆる「グレーゾーン金利」です。

法改正により、金利負担の軽減という考えから出資法の上限金利が20.0%に引下げられたことで、グレーゾーン金利が撤廃されました。

これによって上限金利は、利息制限法と同じ水準になりました。

ちなみに、利息制限法を超える金利での貸付は民事上無効で、行政処分の対象となります。

出資法の上限金利を超える金利での貸付は、刑事罰の対象となります。

☟ 上限金利について詳しく知りたい方は、こちら
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/maximum_interest_rate.php

3.貸金業者に対する規制の強化

消費者金融などの貸金業者の適正化を図るために、規制が強化されました。

主なポイント…

■ 貸金業を行う上で必要とされる純資産額を、5,000万円以上に引き上げられた。
■ 法令遵守の助言・指導を行う国家資格のある者(貸金業取扱主任者)を営業所に配置することが必要になった。
■ 日本貸金業協会の自主規制ルールの遵守。

この3つです。

☟ 規制の強化について詳しく知りたい方は、こちら
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/overview.php

こうように貸金業法に従って審査を行うことを「法定審査」といいます。

法定審査のメリット

上限金利が、15.0%~20.0%まで引下げられたことで、法改正前の金利(29.2%)の時と同じ借入額でも返済する総額が減少しました。

返済の負担が大幅に軽減されたので、多重債務に陥る可能性が大幅に少なくなりました。

総量規制で借入額が制限されるので、返済ができないといった事態も避けることができます。

法定審査のデメリット

闇金・違法業者の利用者が増えた…

法改正前から問題視されていたことですが、法改正によって闇金や違法業者の利用者が増えてしまいました。

主な理由として…

■ 専業主婦への融資が原則不可能になった。※ 配偶者の同意の上、配偶者への貸付は可能
■ 改正前から消費者金融を利用者している人の約半分が、すでに「年収の3分の1」以上借りていた。
■ 上限金利の引下げによって、貸金業者は「低リスク」な人にしか融資ができなくなった。

ということが挙げられます。

このようなことから、法改正後にお金を借りれない人が大量に出てしまいました。

☟ 詳しく知りたい方は、こちら
https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1209/14/news022.html

分かりやすく説明すると…

■ 審査基準が厳格化され、多くの人がお金を借りれなくなった。
■ 金利が低くなり、貸金業者の収益が悪化したため、審査そのものが厳しくなった。

ということです。

「お金が借りられない人はどうするのか?」闇金や違法業者を利用してしまうことになります。

このように法改正は、決して明るい部分だけではなく、逆に闇の部分も生まれてしまったことになります。

 

 

独自審査とは?

大手消費者金融が、信用情報とスコアリングシステムを重視して機械的な審査を行うのに対し、中小消費者金融は、地域に密着して営業している会社も多く、過去のことよりも、現在の債務状況や収入、返済に対する意識など、人間性を重視した審査を行います。

独自審査とは、中小消費者金融による審査システムともいえます。

独自審査の特徴

主なポイントは3つ

1.信用情報の判断基準

信用情報機関には、これまでの借入履歴などが登録されています。

登録されているデータと期間は、下記の通りです。

■ カードローンやキャッシングに申込をした情報。※ 照会日から6ヶ月間
■ カードローンやキャッシングの契約期間中・契約を終了した情報。※ 最終取引から5年間
■ 消費者金融などの貸金業者が照会した情報。※ 照会日から6ヶ月間

信用情報とは、カードローンやキャッシングの取引に関する履歴です。

✓ 他社の借入件・借入額はいくらか?
✓ 直近で何社にも申込をしていないか?
✓ 契約中の取引は、遅れなくキチンとされているか?

などを確認しています。

信用情報機関に照会すれば、過去のトラブルなどもすぐに分かります。

俗にいう「ブラック」だったとしても、審査に通らないというわけではありません。

貸金業者ごとの判断次第です。

2.申込者の属性

多くの貸金業者は「20歳以上」「学生不可」という条件を設けています。

審査で聴取される項目は、主に…

・年齢
・雇用形態
・勤続年数
・年収
・住居
・家族構成

などです。

属性についての判断基準も、貸金業者ごとで異なります。

3.他社の借入状況

法定審査でも説明しましたが、消費者金融などの貸金業者は「利用者の年収の3分の1を超える貸付をしない」という「総量規制」が適用されます。

総量規制によって借入総額は「年収の3分の1」と決められているので、他社からの借入がいくらあるのかを確認します。

すでに「年収の3分の1」を超えていた場合は、融資を受けることができません。

住宅ローンやマイカーローンなどは、総量規制の対象外となります。

申込をする場合、借入状況を申告する必要があります。

虚偽の借入状況を申告した場合、信用情報機関の情報でバレてしまい審査で不利になることもあるので注意が必要です。

独自審査のメリット

独自審査のメリットは、信用情報だけで判断されないという点です。

法定審査は、貸金業者が必ず遵守しなければならないのに対して、独自審査は、貸金業者ごとに判断基準が異なります。

大手消費者金融の審査では、信用情報が重視されてしまいます。

そのため、現在は普通に生活をしていて、今後の返済にはまったく問題がなかったとしても過去に「破産」「債務整理」「延滞」などが信用情報機関に登録されている場合は、審査に通ることは困難といえます。

中小消費者金融の審査では、過去の情報だけで「審査の可・否」を判断することはありません。

信用情報に問題があっても「申込者が信頼できる人物なのか?」というような基準で、柔軟に審査を行っている貸金業者もたくさんあります。

そもそも柔軟な審査とは、どういうことなのでしょうか?

これには明確な基準はありませんが、

✓ 過去に、「破産」「債務整理」といった情報が信用情報機関に登録されている
✓ 契約中の取引で、返済の延滞が発生していた・発生している
✓ 俗にいう「ブラック」だった

などの問題がある場合でも、「即NG」とは判断せずに、現在の状況などを聴いたうえで審査をしてくれます。

ただし、決して「審査が甘い」だとか「審査が緩い」というわけではありません。

独自審査とは、申込者の現在を「総合的に判断する」ということです。

中小消費者金融は、お金を借りることが難しい人とって最期の砦といえるかもしれません。

独自審査のデメリット

「審査不要」「ブラックでも融資可能」「審査無しで即日融資」など、独自審査を派手に宣伝している業者には注意が必要です。

これには、貸金業者を装う「闇金業者」の存在があります。

そもそも「闇金・ヤミ金融」とは何なのでしょうか?

ヤミ金融とは…日本において、国(財務局)や都道府県に貸金業としての登録を行っていない貸金業者、または正規に貸金業の登録をしていながら出資法に違反する高金利を取る業者のことです。

このような闇金業者が、独自審査を派手に宣伝することで、多重債務に陥っている利用者が申込をしてしまうケースがあります。

どうしてもお金が必要な場合、このような業者と分かっていても手を出したい気持ちも分かりますが、絶対に関わってはいけません!

 

 

独自審査は、なぜ借りられるのか?

独自審査を簡単にいうと「申込者は信用できる人物か?」を判断することです。

大手消費者金融が行う、信用情報だけの客観的な審査ではありません。

中小消費者金融の独自審査の特徴は、担当者がしっかりヒアリングを行うところです。

法定審査に加えて独自審査では、何か問題があれば、担当者が申込者に直接質問をします。

例えば…

■ 延滞中であれば、その理由
■ 過去に「破産」「債務整理」などをしていた場合は、その理由
■ どうしてお金が必要なのか?

などです。

担当者が納得できる理由であれば、過去にトラブルがあったとしても、融資をする方向で審査を進めます。

担当者によって質問の内容はさまざまですが、大手消費者金融とは異なり、できる限り融資できるように審査を行います。

このように、信用情報だけで審査をするのではなく、担当者としっかり話し合うことで、大手消費者金融では無理だった融資を受けることもできるのが、中小消費者金融の独自審査の特徴です。

中小消費者金融の独自審査とは、基本「ヒアリング」です!

 

 

独自審査は、安全?

そもそも、審査とは利用者の返済能力を確かめるものです。

法定審査よりゆるい基準で貸付けた場合は、法律違反になってしまいます。

ゆるすぎる独自審査は、危険信号?

「審査がゆるい」というのは、属性や返済能力に多少の不安があっても融資することを意味します。

中小消費者金融は、独自の審査基準(ノウハウ)を持っているので、申込者が「無理なく返済ができる」と判断すれば融資します。

決して「審査がゆるい」「審査が甘い」というわけではありません。

注意が必要なのは、「審査不要」「ブラックでも融資可能」「審査無しで即日融資」などの言葉で勧誘している業者です。

このような業者のほとんどがヤミ金融と思ったほうがいいです。

闇金などは、利用者に返済能力がなくても貸付をします。

闇金が審査をせずに貸付をするのは、違法な金利で貸付を行い、違法な利益を上げているので、万が一返済ができなくなったとしても損をしない仕組みになっているからです。

闇金の場合、借りるまでは物腰も柔らかいですが、返済ができなくなると態度が一変します。

家族や勤務先などにも悪質な嫌がらせを行います。

たとえ、完済したとしても個人情報がどのように使われるか分かりません…

闇金の「独自審査のゆるさ」につられても、絶対に利用してはいけません!

 

 

大手消費者金融・中小消費者金融の違い

大手消費者金融のほとんどが、スコアリング(評点)システムを導入しています。

中小消費者金融の場合、大手消費者金融とは異なりスコアリングシステムを導入している会社はごくわずかです。

ここでは、スコアリングシステムを含めた大手と中小での審査の違いについて説明します。

大手消費者金融の場合

スコアリングシステムとは「申込者の属性」「他社の借入状況」「信用情報機関で得た内容」などをシステムに入力すると申込者を評点(点数)で表します。

各項目に評点(点数)を付けて合計点を算出し、ランク分けをしています。

ランクによって「審査の可・否」「融資可能額」などが、自動で判断される仕組みになっています。

スコアリングシステムの目的は、主に2つです。

1.受付をする担当者によって「審査の可・否」に影響がでない。
2.スピーディーな審査が可能。

大手消費者金融の独自審査は、できることがとても限られてしまいます。

中小消費者金融の場合

独自審査とは、主に地域に密着して営業している、中小消費者金融による審査システムともいえます。

大手消費者金融は、審査がスピーディーで利便性も高いので、利用者の満足度も高いですが、スコアリングシステムによる判断なので、審査が通らない場合が少なくありません。

中小消費者金融は、個々の事情まで踏み込んで審査をするので、返済能力や過去の利用履歴などを踏まえ柔軟に対応してくれます。

過去に返済が遅れたり、信用情報機関に事故情報が登録されていたとしても、現在の状況を考慮して審査を行います。

中小消費者金融は、過去のことよりも、現在の債務状況や収入、返済に対する意識など、人間性を重視した審査を行うといえるでしょう。

 

 

審査に通るための3つのポイント

審査のポイントは「信用情報」「返済能力」「信頼できる人物なのか?」この3つです。

現在や過去の返済で、延滞やトラブルがないかを確認する。

信用情報機関登録されている内容と登録期間は、以下の通りです。

【返済状況に関する情報】

【取引事実に関する情報】

☟ 詳しく知りたい方は、こちら
https://www.jicc.co.jp/credit_info/registration/

登録されている情報を基に

■ 過去に金融事故を起こしていないか?
■ 直近で延滞が何回あるのか?
■ 直近で複数の会社に申込していないか?
■ 何社にいくら借入があるのか?

などを確認しています。

延滞中であったり、過去にトラブルがあった場合などは、審査に通るのが難しくなります。

安定した収入があるかを確認する。

審査では、申込者がキチンと返済できる安定した収入があるのかを確認しています。

返済能力は「属性」によって判断されます。

属性とは「住居」「勤務先」「年収」「家族構成」「他社の件数・金額」などの個人情報のことです。

具体的にいうと…

■ 既婚・独身
■ 持ち家の有・無
■ 勤務先の規模・ 勤続年数・役職
■ 年収
■ 返済可能な月々の金額

などが挙げられます。

会社規模も大きくて、高収入、既婚者で家を持っているような方は、審査に通りやすいのが容易に想像できますが、高収入であっても、勤続年数が短かったり、他社の借入が多い場合などは、審査に通らないこともあるので注意が必要です。

自営業の方などは、収入に浮き沈みがあることも多いので、今期に1000万円の収入を見込めたとしても、希望より少ない金額を融資額として提示されてしまうこともあります。

パートやアルバイトの方でも、安定した収入さえあれば、総量規制の範囲内で融資を受けることができます。

属性については、審査の可・否に影響しますが、収入については、いくらまで融資できるかの判断に影響すると考えてよいでしょう。

虚偽の申告をしていないか?

申込時に、年収などで虚偽の申告をすると、審査に悪影響が出る可能性があります。

というのも消費者金融などの貸金業者は、審査時に申込者の申告内容に虚偽が無いかを厳しくチェックしています。

審査中に嘘の内容を発見した場合は、間違いなく審査には通りません。

貸金業者は、嘘を見破るための様々な方法を用いていますので、キャッシングを申込む時は、正直に申告して審査結果を待つようにしましょう。

 

 

まとめ

キャッシングの申込には「法定審査」と「独自審査」があることを解説しました。

特に「独自審査」について、「独自審査とはどういうことなのか?」「審査に通るためのポイント」などもご紹介してきました。

利用者を守るためにあるのが法定審査です。

大手消費者金融は、法定審査を重視しています。

過去の取引状況や現在の状況などで、申込者の希望に添えるように審査して判断するのが、中小消費者金融の独自審査です。

独自審査は甘いわけではありません!申込者を信頼して融資をする証しです。

今回、ご紹介したことを参考にしていただいて、信頼・安心できる貸金業者で、キャッシングを利用をしてください。

クラポでも、キャッシングを取り扱っています。

キャッシング以外でも、お客様の暮らしの困りごとが解決できる商品を取り扱っています。

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クラポ札幌本店 今井 秀彦

クラポ札幌本店 今井です。 元々は商社に勤めていましたが、金融業界に興味を持ち、かれこれ20年以上身を置いています。 金融業の概念にとらわれず、金融以外でも新しい商品の開発にチャレンジしながらお客様の暮らしが少しでも豊かになるよう日々、努力を続けてまいります。