「信用情報に傷がつくとどうなるの?」信用情報に悪影響を及ぼす行為をわかり易く解説します。

突然ですが、クレジットカードやキャッシングの支払いで「過去に延滞をしてしまったことがある…」あるいは、「現在延滞をしてしまっている…」そんな方はいませんか?

そのなかには「自分の信用情報に傷がついてしまったのでは?」「この先どんな影響があるんだろう?」

など、不安に感じたことや「そもそも、どんなことをしたら傷がついてしまうのか?」と、疑問に思っている方もいるかと思います。

そこで、今回は

・信用情報に傷がつくと与える影響
・信用情報に傷がついてしまう行為
・信用情報の確認方法と回復方法

この3つのポイントについて解説していきます。

信用情報とは?

信用情報とは、クレジットカードやキャッシング、各種ローンの申込み履歴、利用状況、返済状況、残高などが登録されいる情報のことをいいます。

・お金をいつどれくらい借りたのか?
・支払い状況に問題はないか?
・1日に何社も申込んでいないか?

など、ローン会社は申込者に対して融資が可能か判断するために信用情報を利用しているので、その重要性はご理解いただけると思います。

 

 

信用情報に傷がつくと困る3つのこと

過去に延滞したことがあったり、現在利用中のローンを延滞中であった場合も、それらの情報は信用情報として登録されています。

これらの情報は「事故情報」ともいい、自身の信用力を落とすことを意味します。

いわゆる信用情報に傷がつくということです。

では、実際に傷がついてしまって困ることの具体例を紹介します。

新たなローンの審査が通らない

信用情報に傷がついてしまうと新たなローンの審査が通らなくなり、ほとんどの金融機関から融資を受けることができなくなります。

ローン会社は、新規入会時やカード更新時に信用情報機関を利用して現在の信用情報を確認します。

傷がついているとクレジットカードの契約自体できなかったり、利用中のカードが使えなくなってしまうケースもあります。

ローンが組めないとなると高額の買い物をするにも現金一括など…支払方法が限られてしまいます。

賃貸物件の契約ができない場合がある

必ずしも借りられないという訳ではないですが、悪影響を及ぼすことがあります。

最近では、家賃保証会社との契約が必須条件の物件が主流となっています。

家賃保証会社が信用情報を利用できる場合もあるので信用情報に傷がついていると、保証が受けられず賃貸契約ができないこともあります。

 

 

信用情報に傷がつく行為5選

延滞

返済期日を守らない行為は間違いなく信用情報に傷がつきます。

やむを得ない事情だったとしても、延滞していることに変わりありません…

信用情報に傷をつけたくない方は、期日厳守を心掛けましょう。

クレジットカードの多重申込み・強制解約

同じ日に複数のカード会社に申込みをしてしまう場合もあると思います。

この場合、信用情報には複数の申込みをした事実が登録されます。

短期間にやたらとたくさんの申込み情報があると「怪しいぞ…」などとカード会社に疑念を抱かれてしまうこともあり得るので要注意です。

他にも、利用中のカードで何ヶ月も返済をせず放置すると強制解約されることもあります。

強制解約されると当然、信用情報に傷がついてしまいます。

信用情報に傷がつくと、新たなカード会社に申込みをしても審査に影響が及んでしまい、クレジットカードが作れなくなることがあります。

携帯端末代金の未払い

最近のスマホは高額なものが多いので、分割購入している方が多いと思います。

ほとんどの方が通話料金と一緒に分割で支払っているのではないでしょうか?

実は、携帯端末を分割購入した場合、ローン契約だということを知らない方が多いんです!

他社の携帯に乗換える時、乗換え前の携帯端末代金を放置してしまうケースが多いようです。

信用情報に傷がつく方の多くが、この携帯端末代金の未払いが原因です…

キャリア解約したからといって分割購入した携帯端末代金は、残高が0円になるまで支払が終わりませんので注意してください。

代位弁済

カードローンや住宅ローンなどは何ヶ月も延滞をしていると、保証会社が本人に代わって銀行やクレジット会社に一括返済してしまうことを「代位弁済」といいます。

本来、契約通りに自分で支払うべきものを保証会社が立替えたわけですから当然、事故情報として信用情報に登録されます…

この場合、返済先が保証会社に代わります。

保証会社からは一括返済を求められることが殆どです…遅れている理由をキチンと保証会社に説明することが大事になります。

そのまま放置すると給料などが差押えられてしまう可能性があります。

債務整理

弁護士などに依頼して債務を整理することをいいます。

支払いが困難になった方の「借金の減額交渉」をしたり、「返済猶予」をもらったり、「和解交渉」をしたりと、本人の代わりにローン会社と交渉してくれます。

借金を放置しないということでは有効な手段ともいえますが当然、信用情報に傷がついてしまいます。

 

 

自分の信用情報を知るには?

自分の信用情報に傷があるかもしれない…

不安のある方は、信用情報機関に問い合わせることでご自身の情報を確認することができます。

信用情報機関と内容は下記を参考にしてください。

信用情報機関 主な内容
株式会社日本信用情報機構
(JICC)
・消費者金融系
株式会社シー・アイ・シー
(CIC)
・信販会社系
・クレジットカード
・携帯電話
全国銀行個人信用情報センター
(JBA)
・銀行系
・日本学生支援機構

 

各機関の開示手続き方法や手数料などは下記の通りです。

日本信用情報機構

・ インターネット(PC・スマホ)で開示申込み
・ 郵送で開示申込み
・ 窓口で直接申込み

開示手数料

① インターネットの場合:1,000円(クレジットカード払い)
② 郵送の場合:1,000円(小為替)
③ 店頭の場合:   500円(現金)

本人確認書類

①,②の場合:運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど、2点必要

③の場合:顔写真付きの書類なら1点、無ければ2点必要

詳しい内容はこちらから ☞ https://www.jicc.co.jp/kaiji/

株式会社シー・アイ・シー

・ インターネット(PC・スマホ)で開示申込み
・ 郵送で開示申込み
・ 窓口で直接申込み

開示手数料

① インターネットの場合:1,000円(クレジットカード払い)
② 郵送の場合:1,000円(小為替)
③ 店頭の場合: 500円(現金)

本人確認書類

①の場合:カード会社に届けている電話番号の入力のみで可
②の場合:2点必要
③の場合:顔写真付きの書類なら1点、無ければ2点必要

詳しい内容はこちらから ☞ https://www.cic.co.jp/mydata/index.html

全国銀行個人信用情報センター

・ インターネット(PC・スマホ)で開示申込み
・ 郵送で開示申込み

※ JBAは窓口での開示申込みは不可

開示手数料

① インターネットの場合:1,000円(クレジットカード払い)
② 郵送の場合:1,124円~1,200円(本人開示手続き利用券が必要。セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートで購入可)

本人確認書類

①の場合:顔写真付きの本人確認書類が1点必要
②の場合:本人確認書類が2点必要

詳しい内容はこちらから ☞ https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/

 

 

信用情報は回復できる?

回復させる一番の方法は、シンプルに「支払い実績」を作ることです。

過去に延滞したまま放置している方や、現在延滞中で放置してしまっている方、どちらでも遅くはありません!

このまま放置せず、ローン会社に連絡・相談し返済を再開することをオススメします。

支払いを再開することで少しづつ信用は回復していくはずです。

今まで組めなかったマイカーローンや住宅ローン、クレジットカードなども作れるようになるかもしれません。

但し、事故情報は「5年で消える」という情報の中身をしっかり覚えておくことが必要です。

事故情報は「完済日から5年以上経過した時」という条件があります。

もちろん、延滞したまま放置し続けている場合は最終取引から5年以上経過しても事故情報が消える訳ではありません。

詳しく知りたい方はこちら ☞ https://curapo.com/cashing-blog/2022_10_18/

 

 

まとめ

では、ポイントをまとめます。

信用情報とはローンの利用状況が登録されている

・借入金額や利用期間情報
・申込件数などの履歴
・取引情報(延滞の有無など)

ローン会社はこの情報を基に審査するので、信用情報の内容が悪いと審査に多大な影響を及ぼすことになります。

信用情報に傷がつくとどうなる?

・新たなローンが組めなくなる
・クレジットカードが作れなくなる
・賃貸物件の契約ができない場合がある

ローンが組めなかったりクレジットカードを作れないとなると、高額な買い物でも現金払いなど、購入方法が限られてしまいます。

信用情報に傷がつく行為は?

・ 延  滞(キャッシング未払いなど)
・ 強制解約(クレジットカード未払い)
・ 携帯電話(携帯端末代金の未払い)
・ 代位弁済(保証会社が代位弁済)
・ 債務整理(弁護士へ依頼)

これらは信用情報に傷がつく行為になります。

信用情報を回復するには?

・ 支払いを再開する(返済実績を作る)
・ 完済する(ローン残高を0円にする)
・ 完済後、最低5年間は申込みをしない(お金を借りない)

いかがでしたか?

一度でも信用情報に傷がつくと、最低でも5年間はローンを組めない確率がグッと高まります…

ですが、信用情報に傷がついている方でも融資をしてくれるローン会社もあるんです!

そのようなローン会社は信用情報だけでは判断せずにお客様の実情などをヒアリングして総合的に判断しています。

クラポも信用情報だけでお客様を判断することはありません!お客様に寄り添うことで他社で審査が通らなかった方でも、ご契約できる場合があります。

信用情報に不安がある方で申込みを躊躇われている方でも、まずはお問合わせしてみてください。

※ 興味のある方は、画像をクリック

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クラポ札幌東店 上岡

10数年接客業に携わり、様々な方々と接してきました。 貸金業務取扱主任者になった現在もお客様一人ひとりに寄り添って 暮らしのお悩みの解決に尽力しております。 今後もお客様目線の有益な情報発信と親しみやすい 対応を心がけていきます!